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電子化で『オフィス環境の改善』と『業務効率化』を両立し、本社オフィスの移転へ。

名古屋鉄道株式会社

総務部総務担当 アシスタントマネージャー 山田 様
中京圏の大動脈である鉄道インフラを支える名古屋鉄道株式会社。同社では、2020年頃からの業務プロセス改革の一環として、紙文書の電子化を進めていました。その後、本社オフィスの移転時期が定まり、移転に向けた準備も始まりましたが、予定された新オフィスの床面積はなんと従来のオフィスの約2/3。移転を単なる「縮小」で終わらせず、「出社したくなるオフィス」へと変革する好機としたい、という強い思いを実現するためには、紙文書の大幅な削減が絶対条件でした。 コスト、品質、そして本社移転と並行して滞りなく業務を完遂できる「実行力」。この難題をクリアするパートナーとして、うるるBPOが選ばれました。
企業概要

名古屋鉄道 株式会社
設立:1921年
事業内容:鉄軌道事業、不動産事業

クライアントの課題・要望

・本社オフィス移転を機に紙文書の保管スペースを削減して、「出社したくなるオフィス」を実現したい。

・紙ベースの承認業務や検索業務の非効率性を解消したい。

解決ソリューション

本社各部門の紙文書のスキャニング

うるるBPOにご依頼いただく前の状況についてお聞かせください。

山田 様:電子化を推進する大きなきっかけとなったのは、2024年12月~2025年1月にかけて行われた本社オフィスの移転でした。新オフィスのフロア面積は、旧オフィスの約2/3となるため、レイアウト設計には一段の工夫が必要な状況でした。

その中で、旧オフィスには古くから蓄積され担当者も分からず処分できない書類が溜まっており、書庫がスペースを圧迫していました。そのため、紙文書をそのまま持っていけば確実にスペースが足らなくなる、というとても悩ましい状況でした。

また、本社オフィスの移転準備が本格化する前から、「紙運用の手間」という課題がありました。一つは、膨大な紙の中から該当の書類を探す手間。もう一つは、承認業務における部署間のやり取りの手間です。

後者は決裁をイメージしていただくとわかりやすいかと思いますが、財務データの仕分けなど、業務のたびに逐一紙で申請し、上長に提出して稟議で承認を得る。このようなやり取りが発生していましたので、かなりの手間がかかっていました。 これらの業務を効率化する観点からも、電子化は避けては通れませんでした。

新しいオフィスでは、どのような働き方を目指していたのでしょうか?

山田 様:せっかく移転をするなら、『従業員が行きたいと思えるようなオフィス』を目指したい、という思いがありました。そこで、本社移転準備の初期段階で実際の従業員から意見を募るためにワークショップを開催したのですが、「開かれた場所でコーヒーを飲みながら業務ができるような、先進的なオフィスが良い」という声が多く挙がりました。というのも、以前のオフィスは席が固定でしたし、打ち合わせ場所もパーテーションで仕切られたボックス席のような場所が多く、息抜きができる場所も限られていました。

そこで、新オフィスにはラウンジのような新しいスペースを確保する計画を立てました。今ではラウンジに来て仕事をする人もいれば、雑談を交えながら打ち合わせの場として利用したりする人もいるので、その点では、狙いはうまくいったなと感じています。

人の流れが生まれると、コミュニケーションも活発になりますよね。今後は、さらに部門をまたいだ交流が生まれる場になってほしいと考えています。

うるるBPOを電子化のパートナーとして選んでいただいた決め手を教えてください。

山田 様:やはりコスト面が大きかったと思います。複数社で比較検討をしましたが、うるるBPOさんのコストパフォーマンスが圧倒的に良く、見てすぐに納得できるほどの差がありました。

次に、作業条件の分かりやすさです。他社では作業範囲やフローについていろいろな制約があったり、あいまいな提示だったりしたのですが、うるるBPOさんは「ここまで対応します」ときっちり明確に示していただき、非常に分かりやすいご提案でした。

ただ、我々としては、冒頭でお話ししたとおり本社オフィスの移転を控えていましたので、委託後に「遅延なくスムーズに進むのか?」「なにか業務に支障が出たりしないか?」という不安があったのも事実です。
そこで、本格稼働前の段階でテスト運用として財務関連の資料の電子化をお願いしたのですが、納品いただいたデータの品質にも問題がなく、何のトラブルもなくスムーズに完了いただきましたし、確認事項があれば都度迅速にご対応いただきましたので、安心して電子化をおまかせすることができました。

委託後のうるるBPOの対応はいかがでしたか?

山田 様:テスト運用どおり、非常にスムーズな印象は変わりませんでした。実際の作業では、最終的なデータ納品までにさまざまな部署をまたいで連絡や調整が発生しますが、こまやかなコミュニケーションやスケジュール調整が本当に行き届いていましたね。納品後のアフターフォローまでしっかり行ってくださったので、とても安心感がありました。
そして、運用後に各部署の担当者に話を聞いてみても、作業が滞ったり、「どうしよう」と困ったりすることが一切なかった点が、一番お願いしてよかったなと感じた部分です。

なにか問題が発生すると、私達のような統括部門はトラブルの処理や対応に追われてしまいますから、そういった問題が発生しなかったおかげで、私たちは寄り添って見守る「伴走者」のような立場でいられました。統括窓口として非常にありがたい状況でしたね。

うるるBPOのサービスを利用してみて、どのような導入効果がありましたか?

山田 様:まず、移転先の新しいオフィスに「電子化しなかった紙文書が保管しきれるか」という懸念があったのですが、各部署が想定以上に電子化に協力的だったこともあり、用意していたキャビネットで収納できました。なので、オフィス移転に必要だった「紙文書の大幅削減」と「移転後にもスペースが不足しないようにする」という当初の目標は、完全にクリアできました。

そして、作業効率に関しても大きな改善効果があったと肌で感じています。紙運用だった頃は、手作業でインデックスを貼って探しやすくする程度しかできることはありませんでしたが、必要な紙文書はデータ化され、ファイル名も指示書通りに付けていただけたので、今ではGoogleドライブ上で検索すればすぐに見つかります。各部署からも「データの検索がしやすくなった」という声を聞きますね。

紙運用だった頃は、手作業でインデックスを貼って探しやすくする程度しかできることはありませんでしたが、必要な紙文書はデータ化され、ファイル名もOCRも指示書通りに付けていただけたので、今ではGoogleドライブ上で検索すればすぐに見つかります。他部署からも「データの検索がしやすくなった」という声を聞きますね。

今後のうるるBPOへの期待があればお聞かせください。

山田 様:鉄道業界は横の繋がりが強く、互いに助け合う風土がありまして、業界内の会合などでは、「うちはこんなツールを使っています」「こういう課題があります」といった情報共有が活発に行われています。そんな中、以前とある会社さんから「名鉄さんはどの業者に電子化を依頼していますか?」という質問があったのですが、自信をもって「うるるBPOさんです」とお伝えしました。(笑)

業界各社、温度差はありますが、向いている方向性や課題認識は近いものがあります。弊社は「本社移転」というきっかけがあったので電子化も動きやすかったですが、後がないような状況にならないと、大きな物事はなかなか進まないものですよね。もし弊社でも本社の移転がなかったら、電子化の実現はもう少し遅れていたかもしれません。

弊社では、本社移転を終えた今でも「年1回」というペースで定期的にたまった紙文書の電子化作業をお願いしています。こういった安定した流れを今後も定着させていけるよう、引き続きお付き合い願いたいと考えています。

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e-文書法とは、2004年11月に制定され2005年4月に施行された、保存することが義務付けられた文書の電子化を認める法律のことです。
帳票類や財務諸表など、商法や税法などで企業に保存が義務付けられている文書について、電子化された文書ファイルで保存することが認められています。
また、紙の文書をスキャナで読み取った画像データも一定の要件を満たせば原本として認められているため、ビジネスを進める上で必要とされる文書・帳票類の印字・流通・保存にかかるコストが大幅に削減されると期待されています。
うるるBPOの営業担当は文書情報管理士の資格を取得済みです。お気軽にお問い合わせください。
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オンサイト(出張スキャン)
「利用頻度が多い」「機密性が高い」といった社外に持ち出すことのできない文書を、お客様先に出張してその場でスキャンおよび納品するサービスです。機材の準備、マニュアル作成、人員の手配、作業ディレクション、進捗管理などすべてを当社で行います。
※出張場所により金額は異なります。
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