山田 様:電子化を推進する大きなきっかけとなったのは、2024年12月~2025年1月にかけて行われた本社オフィスの移転でした。新オフィスのフロア面積は、旧オフィスの約2/3となるため、レイアウト設計には一段の工夫が必要な状況でした。
その中で、旧オフィスには古くから蓄積され担当者も分からず処分できない書類が溜まっており、書庫がスペースを圧迫していました。そのため、紙文書をそのまま持っていけば確実にスペースが足らなくなる、というとても悩ましい状況でした。
また、本社オフィスの移転準備が本格化する前から、「紙運用の手間」という課題がありました。一つは、膨大な紙の中から該当の書類を探す手間。もう一つは、承認業務における部署間のやり取りの手間です。
後者は決裁をイメージしていただくとわかりやすいかと思いますが、財務データの仕分けなど、業務のたびに逐一紙で申請し、上長に提出して稟議で承認を得る。このようなやり取りが発生していましたので、かなりの手間がかかっていました。 これらの業務を効率化する観点からも、電子化は避けては通れませんでした。
0120-269-356